高校留学を学ぼう!~費用やメリット、失敗談や進路について~

高校留学いろは


高校生の間に留学をする人が増え続けています。

このページに来ていただいたあなたも、高校留学にご興味をお持ちですよね?

早速、高校留学エージェントに問い合わせてみたものの…

戻ってきたのは高校生用の留学パンフレットと見積書。

コースはありすぎるし、見積書は見たことのない項目のオンパレード。

でも、ご安心を。

ここで留学エージェント歴10年以上の私が、分かりやすく説明していきます。

どのコースが自分が選ぶべきもので、必要な費用はどういうものか。

海外って怖くて何かあったらどうしよう…というご不安も解消できます。

さらに高校留学をすれば、卒業後の進路の選択肢だって増えますよ。

さあ一緒に高校留学について勉強していきましょう!

どんな選択肢があるの?~高校留学の種類について~



「高校 留学」でインターネット検索をすると、数え切れないくらい高校生向けの留学紹介ページが出てきますが、「どれを選べばいいか」、分かりませんよね。

自分に合った「高校留学」を見つけるため、どんな種類の留学があるのか説明させてください。

ここを読み終わるころには、「自分にはこれだ!」が見つかります。

高校留学その1.夏休み、冬休みを利用した短期留学



高校生がイメージする「高校留学」はほとんどコレじゃないかと思います。

夏休みや冬休みに2週間~6週間、海外で「英語コースに参加して同世代の世界中から集まった留学生とアクティビティを楽しむ」ことができるコースです。

やはり人気は「夏休み」、今年の具体的な例を見てみます。

数え切れないくらいコース数があって、参加できる期間もバラバラなので、私が選ぶベスト3のコースで、2週間、参加を検討してもらいます。

実施学校:English Language Center(ELC)
開催場所:カリフォルニ大学ロサンゼルス校(UCLA)
対象年齢:11歳~17歳
実施機関:2018年6月23日~8月11日
滞在方法:学生寮相部屋(2~3人部屋)
食事条件:週18食付
コースに含まれるもの:英語レッスン(週16.67時間)、教材費、平日・土曜日のアクティビティ、週1回の終日小旅行
参加費用
約39万円
実施学校:Canadian International Student Service(CISS)
開催場所:トロント大学トリニティカレッジ
対象年齢:13歳~18歳
実施機関:2018年7月1日~8月18日
滞在方法:学生寮個室
食事条件:平日3食、土日2食付
コースに含まれるもの:英語レッスン(週20時間)、教材費、平日午後のアクティビティ、週1回の終日小旅行、週3回の半日エクスカージョン(遠足)
参加費用
約31万円
実施学校:British Study Centres(BSC)
開催場所:オックスフォード・ブルックス大学
対象年齢:14歳~17歳
実施機関:2018年7月1日~8月12日
滞在方法:学生寮個室
食事条件:1日3食付
コースに含まれるもの:英語レッスン(週15時間)、教材費、平日午後のアクティビティ、週1回の終日小旅行、週2回の半日エクスカージョン(遠足)
参加費用
約27万円

どれも人気が高く、早いとゴールデン・ウィークまでに満席になることも。

こんな人にオススメ!

海外旅行、留学が初めてで英語はまだ苦手、でも海外で世界中のいろんな人と会って、友達になりたい!

こうした夏や冬の短期留学は、内容が出ていて、参加費用も明記してあります。

注意しないといけないのは、「表示されている金額に留学エージェントの手数料」が含まれているかどうか、各都市までの航空券が含まれたものかどうかも必ずチェックしましょう。

ちなみに表に出ている費用は「学校費用」であって、留学エージェント費用や、航空券代は含まれていません。

この留学を選ぶポイント

語学力アップではなく、英語を学ぶ楽しさや、海外の友達ができることで英語が「必要」だと感じることができ、コース参加後は、より積極的に英語の勉強に取り組めます。



高校留学その2.高校入学後でも可能、学期・1年の認定留学



海外の高校で学ぼう

次に紹介する「認定留学」は、今から高校生になる、または今高校生であるあなたにこそ知ってもらいたい高校留学です。

「今」高校生でいられること、それがもうメリットなんですが、詳しく説明していきますね。

留学を考えている高校生なら最後まで読んで損はないお話です!

そもそも認定留学って何?

日本が国際化社会を目指して数年、そのおかげで高校生もこの「認定留学」で世界に羽ばたけるチャンスが広がりました。

「認定留学」というのは、“学期間、または1年間の海外留学を日本の高校の単位として認定してもらう留学”です。

ちょっとイメージがわきにくいかもしれません、今と昔、具体的な話をしていきますね。

ちょっと前まで、高校生が学期間(1学期や2学期)、または1年間の海外の高校への留学をしたい場合、基本的に日本の高校は「休学」、帰国した後は同級生との卒業はできず、1年遅れての卒業となっていました。

でも今!この「認定留学」が増えたことで、高校生が海外に長期の留学、1学期~1年間留学した場合、その留学期間を「日本の高校で勉強した」こととして「単位認定」し、帰国した後に同級生と一緒に、3年間で卒業できるようになっているんです!

もしかしたら「え?そんなの当たり前だけど?」と言う人もいるかもしれませんが、お父さん、お母さんは知らない可能性高め。

高校生の間に1年間留学して、英語力が身についたら…いろんなことできちゃいますね。


高校留学後に広がる「可能性」

・海外のカレッジや大学も、進路の視野に入る
・AO入試で求められる英語スコアも取りやすくなる



海外進学も目指せる

それでも、「留学は大学生になってから、無理に高校留学じゃなくてもいいよ」と思っているそこのあなたへ。

大学生が海外の大学で単位を取るコースに参加するって、本当に大変ですよ?TOEFLやIELTSといったアカデミック英語スコアが必要です…

え、聞いたことない?じゃあ英検ならどうですか?「最低でも」準1級レベルが必要です。

でも、高校生なら、英語力ゼロはさすがに難しいですが、普通の英語力(英検準2級程度)さえあれば、現地高校で同い年の現地生徒と楽しく授業に参加できます。

こんな人にオススメ!

いつか、海外に長く留学をするつもりで英語の勉強を続けています、親には大学に入学できたら、留学してきなさいって言われています。

大学生になってから英語で苦労するよりも、高校生の今、楽しく英語を身に着けた上で、増える高校卒業後の選択肢の中から、自分のやりたいことを目指す進路を選びましょう。

高校の間に認定留学を希望する場合には、希望している高校、または今在学している高校に認定留学が可能か、確認しておきましょう。

高校によっては「高校が指定している学校なら」など制限があることもあります。

自分が行きたいと思う海外の高校があるなら、早めにその高校の資料を集めて、学校の先生に相談してくださいね。

この留学を選ぶポイント

長期の海外高校留学で英語力が大幅アップ、AO入試対策にも、また海外進学の可能性もあわせて検討でき、ネイティブで同世代の友達ができます。大学入学後に留学を考えているのであれば、高校生の今を選んでください。


高校留学その3.中学卒業後に出発、卒業のための高校留学



高校卒業留学を目指そう

最後は、高校3年間まるごと海外で過ごす、「卒業を目的とした海外高校留学」です。

昔からあった卒業目的での高校留学なんですが、少しずつ、確実に希望する人が増えてます。

進む国際化社会で「できるだけ早く国際感覚を」と中学卒業後に、海外へ進むようになってきたわけです。

卒業目的での高校留学、って「日本と同じように高校に言って卒業するんだよね?授業が英語だから大変そー…」じゃないんです。

海外で高校に進み、どんな勉強をするのか、ここで知っておきましょう。

理解すれば「面白そう、チャレンジしてみたい!」って気持ちが芽生える人もいるはずです。

卒業目的の高校留学とは?

海外の高校ではまず何を勉強するか、科目選択も自分で行います。授業は日本のように先生が話すことを聞くだけではありません。生徒が主体になって討論やプレゼンテーションを行います。積極的に授業に参加していなければ単位がもらえません。

学年が上がれば勉強する内容も深くなり、真面目に勉強を続けていないと高校卒業に必要な単位が取れないこともありえます。

「高校留学に行けば“生活”はなんとかなりますが、卒業するには大変な努力が必要」です。

こんな人にオススメ!

将来、絶対に海外で活躍する人になりたい。もっともっと、自分がやりたい勉強をして、国際化社会で役立つ人になる!

日本の高校の何倍も大変な海外の高校での卒業を目的とした留学。

でも、頑張って卒業できたら、世界で自分は何ができるか、何をしたいか、そういうグローバルな人材になっていますよ。

この留学を選ぶポイント

3年間の高校留学は厳しいだけでなく、かかる費用も高額です。高い英語力、国際感覚を養うことができ、厳しい高校留学で卒業できた場合には、それが大きな自信にもなります。進学先も日本の名門大学だけでなく、海外進学がより近くなりますね。

あなたの思い描く留学に「ピタッ」とくるものはありましたか?次は留学する場合の悩みのタネ、お金の話。

高校留学っていくらかかって、なんでそんな金額なのか、見てみます。



知っておきたい費用と中身

知っておきたい高校留学費用

短期留学の費用は触れましたが、認定や卒業留学の費用はまだ紹介していません。

国、学校で当然異なりますが、本当にざっくり、どのくらいの費用がかかるか、と言われたら1年間で「約300万円」はかかります。

高校留学エージェントに見積を依頼すると「総額300万円」は分かりますが、何にどれだけ費用がかかるかわかりづらい。

円、で算出されてるのにドル、って書いてあるし。

質問しようと思ったら「もう時間がないですよ、この高校で手続きしますね!」って…

ダメですよ、絶対、流されたら

高額な費用なんですから、ちゃんと理解しましょう。

費用の中でも特に注目すべきポイントは以下の4つです。


留学費用の4つのポイント

・授業料・滞在費用(学校費用)
・海外旅行(留学)傷害保険費用
・渡航のための航空券費用
・留学エージェント手続き代行・現地サポート費用



授業料・滞在費用(学校費用)



一番大きな費用で、留学エージェントを比べてもこの費用は変わりません。

国や地域、公立高校・私立高校といった理由で費用差が出るので見比べてみましょう。

とはいえ学校は数え切れないほどあります。各国の気になる人気高校を私が選んで比較表にしてみました。

世界の高校留学・費用比較表

カナダ
公立高校
ブリティッシュコロンビア州
デルタ教育委員会
費用:約220万円
私立高校
ビリティッシュコロンビア州
ブルックスショーニガンレイク
費用:約485万円
オーストラリア
公立高校
シドニー
シドニーセカンダリーカレッジ
費用:約260万円
私立高校
シドニー
ザ・ヒルズ・グラマー・スクール
費用:約630万円
ニュージーランド
公立高校
オークランド郊外
プケコへハイスクール
費用:約220万円
私立高校
オークランド
クリスティンスクール
費用:約450万円
アメリカ
公立高校
国内いずれかの高校
(場所指定不可)
費用:約160万円
私立高校
カリフォルニア州
リベットアカデミー
費用:約490万円
イギリス
公立高校
ケンブリッジ
ケンブリッジリージョナルカレッジ
費用:約250万円
私立高校
ケンブリッジ
アビーカレッジケンブリッジ
費用:約450万円

公立高校と比べ、私立高校は倍近い費用です。

でも「私立高校だから高い」のではなく、それだけのメリットも当然あります。

施設・設備が整っているのはもちろん、その他にこんなメリットも。

公立と私立の違い
私立高校に通うメリット

・授業を受ける1クラスの生徒数が少ない
→先生の目が届きやすく、授業中に質問・発言がしやすい。
・学校内での生徒1人あたりに対するスタッフの人数が多い
→病気やケガをしてもすぐ誰かがいる、またセキュリティ面も安全
・国際バカロレアやケンブリッジプログラムを実施している
→より高いクオリティの勉強も可能

こうした理由で私立高校を選ぶ人もたくさんいます。

海外旅行(留学)傷害保険費用

海外留学傷害保険を知ろう

海外で事故やケガしたときの病院費用をカバーする保険です。

海外で病院に行くと、びっくりするくらいのお金を請求されるってご存知ですか?

でもこの保険に加入しておけば、そのお金を支払わなくて済みます。

医療保険に加入できるところも、国や都市によってありますが、加入できない場合には海外旅行(留学)傷害保険への加入は必須です。

気になるその費用の比較表を作ってみました。

インターネットでの加入が便利で人気のあるAIG損保、その中でも留学に必要な補償内容をカバーしているオススメプランが、ゴールドプランです。

保険は種類豊富で、費用も様々ですが、こちらの保険はやや高め、補償がしっかりしているものです。

1ヶ月

   
傷害死亡 3,000万円
傷害後遺障害 90万円~3,000万円
疾病死亡 1,000万円
治療・救援費用 無制限
緊急歯科治療用 10万円
個人賠償責任 1億円
生活用動産 対象外 
航空機寄託手荷物遅延 対象外
航空機遅延費用 2万円
携行品 30万円
旅行事故緊急費用 5万円
保険費用 30,010円

3ヶ月

   
傷害死亡 3,000万円
傷害後遺障害 90万円~3,000万円
疾病死亡 1,000万円
治療・救援費用 無制限
緊急歯科治療用 対象外
個人賠償責任 1億円
生活用動産 50万円
航空機寄託手荷物遅延 1億円
航空機遅延費用 2万円
携行品 対象外
旅行事故緊急費用 対象外
保険費用 68,690円

6ヶ月、半年

   
傷害死亡 3,000万円
傷害後遺障害 90万円~3,000万円
疾病死亡 1,000万円
治療・救援費用 無制限
緊急歯科治療用 対象外
個人賠償責任 1億円
生活用動産 50万円
航空機寄託手荷物遅延 1億円
航空機遅延費用 2万円
携行品 対象外
旅行事故緊急費用 対象外
保険費用 144,330円

12ヶ月、1年

   
傷害死亡 3,000万円
傷害後遺障害 90万円~3,000万円
疾病死亡 1,000万円
治療・救援費用 無制限
緊急歯科治療用 対象外
個人賠償責任 1億円
生活用動産 50万円
航空機寄託手荷物遅延 1億円
航空機遅延費用 2万円
携行品 対象外
旅行事故緊急費用 対象外
保険費用 276,430円

※北米、ヨーロッパ、オセアニアの渡航先で費用が変わることはありません。

医療保険への加入ができるかを確認して、この海外旅行(留学)傷害保険も一緒に検討しましょう。

加入しておけば、こんなメリットがあります。

海外旅行保険加入のメリット

・急な疾病やケガでも24時間日本語対応
・指定病院なら医療費支払いも不要

現地医療保険に加入できたとしても、病院では英語で症状を説明することになります。

また医療費も一度、支払いをしてから後日英語で手続きが必要です。

卒業目的で高校留学をするなら、せめて1年目は現地医療保険に加入できても、日本のこうした保険を利用した方が良いよ、と私もオススメしていましたし、今もオススメします。

渡航のための航空券費用



航空券について知る

航空券は、今や誰でも簡単に費用比較して購入できます。

でも、“高校留学のための”航空券、となると探し方にちょっとコツが必要です。

そのコツとはズバリ、「直行便」で「日本の航空会社」のチケットを探すこと。

機内で困ったら日本語で相談でき、到着したら留学先、の方が安心です。

乗り継ぎ便の方が安いですが、乗り継ぎ空港で迷子になるリスクを考えたら、「直行便」が良いですよね。

早速「直行便」、「日本の航空会社」、比較のために「乗り継ぎ便」の費用をみてみます。

高校生に人気のカナダ、バンクーバーに今年の秋学期から参加するための航空券、8月中旬発の航空券比較はこちらです。


2018年8月、東京―バンクーバー間の航空券費用

直行便利用可
日本の航空会社
航空券代約28万円
直行便利用可
カナダの航空会社
航空券代約25万円
直行便利用不可
アメリカの航空会社
航空券代約19万円

直行便で日本の航空会社利用が最も値が張りますが、その分、安心・便利です。

その他、実際どこで航空券を買うか(旅行会社窓口か、インターネットか、など)でも「発券手数料」が異なりますので注意してくださいね。

手続き代行費用・現地サポート費用

手続き代行と現地サポート

この費用は、4つの費用の中で2番目に割合が高く、もっとも悩ましい費用です。

2番目に割合が高くて悩ましい、なのに高校留学エージェントのウェブサイトであれこれ検索してもすぐには見つかりませんよね。

「手続き代行」「現地サポート」に費用が分かれてますが、中身はなんなんでしょう?

「手続き代行」は主に学校への手続きを「代わり」にやります。

本人がサインしなければならないところを除いて書類を作成、学校に出願します。

「現地サポート」は、留学先で困ったらお手伝いしてくれます。

現地でのスマートフォン契約や銀行口座開設などが含まれます。

「手続き代行無料!」という会社に問合せをしてみると、「手続きは無料ですが、現地サポートは必須です」なんてことも。

他社と比較をして、費用総額で高ければ意味はありません。

留学エージェントの立場で分かっておいていただきたいのは、高校留学カウンセラーは留学エージェントの中でもエキスパートである必要がある、と私は思っています。

単に高校留学だけでなく、事前英語コースの案内(語学留学)、卒業後の進路案内(進学留学)も必要です。

参加する生徒のひとりひとりに多くの時間をかけてケアするので、高校留学でエージェント費用無料は難しいのです。

ではお金がかかる前提で、どこ選べばいいの?という話ですが、ポイントを紹介しましょう。

留学斡旋会社を選ぶポイント

・担当してくれる留学カウンセラーの質
・現地サポートと高校留学エージェントの連携ができているかどうか

担当カウンセラーに質問して、「迅速に」「正しい」回答が届くかどうか。
→時間がかかる、間違いが多いなら、留学後も同じことが起こります。

成績や進路に関することなら取り返しがつきません。

現地サポートは、日本の高校留学エージェントとの連絡網が出来ているかどうかが大切。

留学中に銀行でお金が下ろし方がわからない!と連絡して「担当者がいないので戻り次第」、という答えなら現金がないままの生活になるわけです。

留学エージェント選びは、費用比較と合わせてこの2つのポイントも重視しましょう。

高校留学エージェント費用であと一つ、比較して大きな費用差になるものがあります。

見積書は「円」で提示されますが、学校費用は外貨(ドルなど)です。

海外の通貨を、日本円に「換算」して見積作成していますが、その「換算レート」にご注目。

1ドル100円の会社と105円の会社で、3万ドル払う場合、100円の会社は300万円、105円の会社は315万円。その差、実に15万円ですよ?

絶対に見逃さずに比較、チェックしてください。

Q.奨学金って使えますか?



高校留学費用で、よく届く問合せ、「奨学金」に関して。

「勉強するためのお金を返済の必要なしで出しますよ」という奨学金制度ですが、高校留学をするために応募できる奨学金は少ないです。

2014年から始まったトビタテ留学JAPANは中高生のための奨学金制度として随分知られるようになりました。

ですが、短期留学での採用は比較的多い(1期あたり150名)ものの、長期留学(1期あたり20名)ではかなり狭き門です。

その他にも自治体独自の奨学金(東京都私学財団や大阪府育英会など)や、高校留学エージェント独自の奨学金もあります。

数は多くないですが、応募できるのに最初から諦めて何もしないなんてもったいない。

学校の先生に相談して、チャレンジできるものにはチャレンジしてみてください。


さて、費用やお金についてはここまで、見積書の内容が分かるようになったはずです。

次はなぜ高校生の間に留学することを選ぶのか?

その理由となる「今」高校留学をするメリットを見ていきましょう。



メリットだらけの高校留学



国際化、ってインターネットやテレビでよく見ますよね。

日本は国をあげてこの国際化を目指していますが、それもあって「今」、高校生の間に海外留学をするメリットが増えました。

高校留学のメリット

・国際化で増える「認定留学」
・「今」高校生でいられること
・高校生だから行ける、アメリカ交換留学

メリットその1:「認定留学」が増えています



高校生の間に、海外の高校へ長期留学をしたら、単位として認定され、同級生と一緒に高校を卒業できる学校が増え続けています。

中学生なら希望する高校に、高校生なら在学中の学校の先生に確認が必要です、できるだけ早めに確認をしておきましょう。

メリットその2:「あなたが今、高校生でいられること」

今、高校生でいること

私はこれまで多くの大学生とカウンセリングをしてきましたが、その際に今の高校留学について話すと、

「早く知っていれば、絶対そっち選んだのに…」という学生の方が少なくありませんでした。

留学は大学生になってから、と考える人も少なくないのですが、コレを知れば認定留学のが良いじゃん!と思うはず。

そこで、高校生・大学生の認定留学、メリット比較表を作成してみました。

認定留学比較表

高校生の交換留学
求められる英語力
普通
認定留学について
認められやすくなりました
その他のメリット
国際化することで、進路を含む将来の選択肢が変わる
大学生の交換留学
求められる英語力
かなり高め(TOEFLiBT80以上が多い)
認定留学について
大学によるが選考が厳しい
その他のメリット
大学を卒業した後の就職や、大学院進学の準備になる

まず最初の英語力についてのメリット、高校生はゼロでは厳しいですが、普通程度の英語力があれば、海外の高校で一般授業と並行しながら英語を学べます。

でも大学生になると、かなり高い、具体的には英検準1級くらいの語学力が最低でも必要です。

次は認定に関するメリットです。高校生の認定留学が増えているのはご案内した通りですが、大学生の認定留学は、大学にもよりますが厳しいのが実情です。

留学先が4年制大学でなければダメ、単位履修プログラムでなければ認めない、など…

国際化、のおかげで大学生の休学、認定留学も増えています。

その他のメリットですが、高校留学と大学留学はそもそも目的が違います。

どちらも語学力アップというメリットがあるのは当然ですが、高校留学は「国際交流」、大学留学は「専門分野の研究」がメインです。

高校留学で実際に海外で勉強すると分かるのですが、海外の高校は日本の高校より全然「シビア」、厳しいです。

授業に積極的に参加し、討論・プレゼンテーションを繰り返し、そのための予習・復習の日々。

また、海外で高校生は「大人」、自分の言葉、行動に責任も伴います。

そうした毎日を、例えば認定留学で1年過ごせば、勉強に対する姿勢も自然と変わります。

私はこれこそが高校留学の最も大きなメリットだと確信しています。

向学心、向上心が強くなることで、将来、海外進学も視野に入れるようになりますよ。

メリットその3:高校生の「アメリカの交換留学」

アメリカ交換留学

突然ですが高校生のアメリカ交換留学についてお話します。

なぜなら、これもまた高校生だからこそチャレンジできる、大きなメリットの1つですから。

中高生から社会人まで、日本人の留学先、不動のNo.1はアメリカです。

高校留学でも高い人気を誇りますが、他の国と比べ、アメリカの公立高校への留学はちょっと変わっています。

どう変わっているか、というと「卒業目的の高校留学」が出来ません(私立ならOK)。

それはメリットじゃない、と決めつけるのはまだ早い!卒業目的はできませんが、1年間の「交換留学」なら可能。

しかもこの「交換留学」、他の国の交換留学に比べてもとってもリーズナブル♪なんです。

費用についてのお話で出てきた表でもお分かりいただけますが、どうですか、お得でしょ?それにはこんな理由があります。

アメリカ交換留学のメリット

・学費が無料
・ホームステイもボランティアなので無料

しかし、格安費用で参加できるメリットがある交換留学ですが、条件もあります。

アメリカ交換留学の条件

・あらかじめ英語力が必要
・高校を指定することはできません
・ホームステイは善意のボランティアであることを理解しておく

アメリカの交換留学は、費用面のメリットだけでなく、参加した生徒さんの満足度、達成感が高いこともメリットですね、是非チャレンジしてみましょう!



失敗しないために知る失敗談



高校留学にかかる費用の比較方法も分かって、メリットもたくさん、今しかないよね!と前向きな検討を始める、「その前」に、知っておいていただきたいことがあります。

国際化に向けて大変ながらも楽しく、忙しい高校留学ですが、人間ですから必ず1つ2つの「失敗」はあります。

ただその失敗にも、フォローできるものから、どうにもならない失敗まであります。

「成功する留学」のためにも、高校留学での失敗談を知って、失敗しないようにしましょう。

ありそうだなー、と思う失敗談から、え?そんなことで??と思う失敗談まで、私の聞いた失敗談を紹介させてください。

高校留学での失敗といえばホームステイ、ホストファミリーとうまくいかないという話はよくある話で、実際、インターネット上の質問でもよく見かけます。

ただ、この話について、ホームステイでの失敗の原因は、必ずしもホストファミリーにあるわけじゃないんですよ。


失敗しないための失敗談

本当に多いのが「食事」に関する失敗談。

「留学して1週間、ホストファミリーが朝ごはん作ってくれません!」とお腹が空いていたこともあり、怒りにあふれたメールが届きました。

そこでホストファミリーに連絡したら「朝ごはん?毎朝パンや果物、牛乳やジュースを冷蔵庫に用意してるから食べてねって言ってるよ?」との回答が。

留学スタート初日にホストファミリーはこうした説明をしてくれるんです。

でも空の旅の疲れや初めてのネイティブの話とあって理解できないまま、「OK」って言っちゃったんですね。

相手の意思や言ってることが分からないなら必ず「自分から質問」してください。

似たような失敗として…「ホストファミリーが話しかけてくれなくて…友達のとこなんて週末、一緒に出かけて楽しそうなのに、というメッセージ。

もうこれ、“最初に”この失敗の理由が出ています。

「話しかけてくれない」ではなく、自分から話さないから、失敗だと感じるのであって、「自分から話す」ことができていれば、ホストファミリーとの関係は変わります。

残念ながらホストファミリーの「当たりハズレ」があるのは事実です。

でも、「当たり」のホストファミリーを自分で「ハズレ」にするのではなく、「自分から」の行動で楽しい留学にしてください。

日本人は遠慮しがちですが、海外に相手の顔色を見て「察する」文化はありません。

ホストファミリーや学校の先生は留学生の対応に慣れているので、遠慮などせずにどんどん話をしてください。

語学力アップにもつながり、失敗もぐっと減らせます。




日本人同士のお付き合いもよくある失敗談のひとつ。

不安いっぱいの海外で、日本語で話せる人がいたら嬉しいもの。でも日本人とだけ付き合えば、現地の友達はできず、英語もいつまでも話せないまま。

「適度な距離感を保つ」よう心がけましょう。

「日本人が少ない学校・地域が良い」という人も多いのですが、どこであれ、日本人が少なくてもいることはいます。

逆に、本当に困ったら日本人の助けだって必要ですよ。同じ日本人留学生同士、助け合うことも忘れないで。




高校生活でも思わぬ失敗になることがあります。

現地の高校で仲良くなった友達とじゃれあっていたらケンカに発展、最後に相手は大怪我。最悪の場合、先生に対しての敬意も重要です。

優しく、日本より近い距離感で接してくれるからといっても「友達」ではありません。

態度が悪ければ怒られますし、それで改善されなければより厳しい罰につながります、そんな失敗を決してしないこと。

海外で高校生は「大人」です。絶対に忘れないでください。

失敗談から学ぶ失敗を避ける方法はまだまだありますが、もっと知りたい方は高校留学エージェントでのカウンセリングで質問してみてくださいね。

最後は、高校留学を選んだら、高校卒業後の進路はどうなるでしょう?

高校留学のメリットにもつながる「卒業後の進路」のお話です。



卒業後の進路を考える



高校生の間に認定、または卒業目的の留学をすれば、高校卒業後の進路が変わるはず。

高校留学をすることで、卒業後に日本の大学に進む場合でも、海外進学を検討しても、いろんな利点があるんです、早速見ていきましょう!

まず進路の種類ですが、高校卒業後に進学するなら、以下の2つがあります。

高校留学後の進路

1.高校卒業後、日本国内の大学進学
2.高校卒業後、海外にある大学進学

最初に1、卒業後に日本国内の大学進学をする場合についてお話していきます。



日本国内の大学へ進学を希望する場合



海外の高校に留学をするには、「卒業目的の高校留学」と、「認定留学」がありますが、それぞれ日本の大学入試で選べる入試方法が異なることに注意。

「卒業目的の高校留学」で海外の高校を無事卒業できたら、“帰国生枠入試”が利用できるようになります。

高校留学の卒業の進路に関する質問で最も多い、この「帰国生枠」とは何なのでしょうか。

「帰国生」の明確な“定義”は、「保護者の都合または単独渡航で、小学校~高校の学齢期に海外の学校で学び、帰国した者」です。

「留学の種類」でお話した、短期留学(語学学校のコースに参加)では「帰国生」にはあてはまりませんね。

次に日本の大学の「帰国生“枠”」について。

大学により条件が異なるので注意が必要ですが、日本で帰国生が最も多い上智大学の帰国生枠要件を見てみましょう。

「現地の中学・高校で、高校を卒業する年を含めて継続して2年以上、学んだもの」としているので、「認定留学」、学期や1年間の留学では該当しません。

日本の中学卒業後、卒業目的で海外の高校に進み、卒業できれば利用できる帰国生枠受験。

出願受付期間中に必要書類(英語力も必要ですが、卒業目的の留学をしていればクリアできるものです)を揃えて出願します。

その後、「小論文や面接」で受験することになりますが、それらは「日本語」です。

たくさん日本語の本を読んで対策することも忘れずに。

「認定留学」経験者の日本の大学受験では、「AO入試」を利用しましょう。

AO入試とは、「大学が求める人物像に沿った人を対象に、高校の成績(評定平均)が基準値以上なら出願可能」で、成績以外には推薦状、それから「語学力」が求められます。

帰国生枠入試で紹介した上智大学では「公募制推薦枠」がAO入試にあたり、評定平均4.0以上であることと、高い英語力が求められます。

1学期の認定留学、では厳しいかもしれませんが、1年間の留学経験があればクリアは問題ない、はずです。

その後に小論文と面接があるのは帰国生枠と同じ、この点においては日本にいる分、高校の先生に小論文・面接のチェック・対策をしてもらえますね。

海外の大学へ進学を希望する場合

海外進学を検討してみる

高校卒業後に、海外の大学への進学希望なら「海外大学は入試がない」ということを知っておきましょう。

日本の大学のように一時的な学力テストではなく、高校3年間をどのように過ごしたかをGPA(Grade Point Average)と呼ばれる成績平均点と、その他に自分自身をアピールできるエッセイで提出し、大学側はそれら書面で合否を決めます。

成績平均点に関しては、英語や数学、歴史や理科だけでなく、スポーツや芸術なども含めた総合平均であることに注意しましょう。

それから課外活動、生徒会やボランティアに積極的に参加し、「アピールポイント」を作るのも大切です。

認定留学後に日本の高校を卒業して海外の大学を目指す場合にも、条件は同じです。

学校の成績だけではなく、日本でも参加できるボランティアがあれば、率先して参加しておきましょうね。

もし高校で成績が思うように伸ばせなかったら、卒業後の海外進学はもう諦めるしかないの?

そんなことはありません、他にも道はあります。

海外には大学で学ぶ基礎教養が勉強できる学校があります。

アメリカやカナダではコミュニティカレッジ、オーストラリアのTAFE、ニュジーランドのポリテクニックと呼ばれる学校ですね。

高校を頑張って卒業したものの、成績が伸ばせなくて海外の大学を諦めた…

こういう場合、高校卒業後にこれらの学校で基礎教養を学び卒業、その学校の成績で希望する大学への「大学編入」へチャレンジしましょう!

各国の人気大学と基礎教養を学べる学校を費用と合わせて表にしました。

基礎教養を学べる教育機関および編入先大学比較

アメリカ
基礎教養を学べる期間
シアトルセントラルカレッジ
費用
約230万円
編入したい大学
ワシントン大学
費用
約550万円
カナダ
基礎教養を学べる期間
ランガラカレッジ
費用
約270万円
編入したい大学
ブリティッシュコロンビア大学
費用
約540万円
オーストラリア
基礎教養を学べる期間
TAFE NSW
費用
約280万円
編入したい大学
シドニー大学
費用
約530万円
ニュージーランド
基礎教養を学べる期間
クライストチャーチ工科大学(Ara)
費用
約240万円
編入したい大学
カンタベリー大学
費用
約340万円

表内の金額は「留学生が最低限取得しなければならない単位を履修し、シェアアパートなどを利用して1年間(10ヶ月)、勉強した場合にかかる学費(教材など含む)、生活費(交通費・食費含む)の合計概算費用」です。



言い換えると「それぞれの学校に10ヶ月間通った場合には最低でもこれくらいは必要」な金額なのですが、大学はかなり高額。

高校での成績が良くても、予算の関係から高校卒業後にカレッジなどで基礎教養を学び、大学編入を目指すのも1つの方法なんだと心の片隅に記憶しておくと良いですね。

海外進学に必要な英語力においては、卒業目的の留学であっても、認定留学であっても、留学経験なしで海外進学を希望する人に比べ、かなり高い力を持っているはずですね。

留学経験なしで海外のカレッジなどに進む場合には「英語コース」からの参加がほとんど。

結局、英語コースで半年から1年以上の勉強をするなら、高校認定留学の方が、大きな時間の節約になります。

また、卒業目的で海外の高校へ進み、無事卒業できていれば、大学の講義にも積極的に参加でき、結果良い成績が取れることに繋がります。

この点は卒業目的の高校留学の大きなアドバンテージになることを覚えておきましょう。



「高校留学」について、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

これから高校へ進学する中学生または高校生で「留学してみたいなあ」と思っているなら、まよわず「今」、を選びましょう。

もっと詳しく話を聞いてみたい、と思っていただけたら高校留学エージェントでカウンセリングに是非、ご参加を。

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