
留学するとなると、出発前は誰だって不安なもの。高校生ならなおさら。
現地の高校で英語の授業についていけるかな…友達作れるかな…
ホストファミリーと仲良くできるかな…と心配すればするほど起こるのが、
留学中に起こる失敗です。
誰にでも1つ2つの失敗は必ずあるものです。
でも、実際にあった失敗談を知っておくことで、
高校留学に行く前の「心の準備」ができますよ。
ここでは私が実際に聞いた高校留学での失敗談を紹介します。
失敗しただけで「あーあるある」と、事なきを得たお話から、
「え?そんなことで?」と高校留学を断念させられたお話まで、
読んでいるあなたが同じことが起こるのを防ぐためにお話します。
ぜひ最後まで読んで、気をつけるべきことを学んでおきましょう。
楽しく成功する高校留学を目指して、それではスタートです!
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ホストファミリーとの関係作りに失敗しないためのコツ
高校留学中の失敗では、ホストファミリー宅でのホームステイに関する話が多くなっています。
中でも「食事」と「会話」に関する失敗が多く、でも実は失敗にならずに済んだものばかり。
何故なのか、その理由を早速「食事」に関する失敗談から見ていきましょう。
「高校留学中に朝・昼・晩、3食付って聞いたのに、ホストファミリーが朝ごはんを用意してくれたことないなあ」という話を、到着してから1週間して連絡してきた人がいました。
Q.1週間も朝ごはんを食べられなかった原因はなんだと思いますか?
A.ホストファミリーの話をちゃんと聞いていなかったから、でした。
ホストファミリーは、到着日に「朝ご飯はキッチンのシリアルやフルーツを食べてね」と説明していたんです。
でも、到着日、旅の疲れもあって、「分かったフリ」をしてしまったんですね。
高校留学の出発前に、高校留学エージェントがガイダンスで色々な話をしますが、一番大事なこととして、
「高校留学に参加している間、「分かったフリ」を絶対にしないこと、
聞き取れなかったら、繰り返してもらい、分からないことなら質問をする、これが守れないと高校留学を失敗してしまいます。」
こういう説明を受けます。
でも高校留学に出発して、ホストファミリーの説明を受けている最中、内容が分からないにもかかわらず、
「質問するとなんだか悪いかもと遠慮」をしてしまい、分かってなくてもニコニコ、OK。
って言ってしまうんですよね。
日本人らしい「遠慮」をして、ついつい分かったフリでホストファミリーの説明を聞き流した結果、「朝ごはんが食べられなかった」という失敗につながったお話でした。
もうひとつ、「会話」においても、相手の話が分からないのに分かったフリでは、どこかで話が噛み合わなくなります。
そうなると自然と会話が減り、「ホストファミリーと話しにくい」なんて失敗になるわけです。
「分からないときは徹底的に質問をする」
高校留学において、ホストファミリーの作る食事に関すること程度なら良いですよ?(良くはないですが)
でもこれが高校の先生からのテストや成績に関する話で同じような失敗をすると…大変なことになりえます。
高校留学で受け入れをしてくれるホストファミリーや、高校の先生は英語ができない留学生の対応に慣れていて、質問される内容も、その答え方もご存知です。
相手の困ったなあ、という顔を見て「察する」文化は日本だけです。
高校留学中に分からないことはとにかく質問しましょう。
もう一つ、ホストファミリーに関して「ある失敗」を避けるためのポイントを。
高校留学の間にホストファミリーが作る食事はさまざまですが、中にはどうしても「しょっぱすぎ」たり、「脂っこい」、「野菜が少ない」などのことがあります。
Q.こんなとき、あなたならどうしますか?
A.高校留学エージェントを使って留学したんだし、相談しよう!
…その回答は間違いです。
ちょっと立場を変えて考えてみます。あなたがホストファミリーだったら、という話。
留学生を迎えて1ヶ月、ホストファミリーである我が家にもやっと馴染んでくれて嬉しいな、と思っていたある日のこと。
留学生が通っている高校のスタッフから「ホストファミリーが出す食事がまずいってクレームなんだけど」と電話を受けました。
「え?何の話?」と思うことでしょう。
クレームが届いた経緯をフローチャートにしてみました。
1.留学生が高校留学エージェントに話す |
2.高校留学エージェントが現地サポートスタッフに話す |
3.現地サポートスタッフが高校スタッフにお話す |
4.高校スタッフがホストファミリーに話す |
5.ホストファミリーは他人から不満内容を聞くことになる |
これを見たら、「なんで直接言ってくれないの?」と思いますよね。
高校留学を満喫して楽しんでもらえていると思っていたのに、遠回りで人からクレームを聞かされたら悲しいものです。
ホストファミリーも同じ人間です。せっかく仲良くしていたホストファミリーとの関係が、こんなことで失敗・台無しになるなんてもったいない!
「言いたいことは直接、自分から話そう」
日本人にとって言いたいことをそのまま言うのは難しいことです。
しかし、「言いたいことをしっかり伝えること」こそがホストファミリーとの関係に失敗しない=高校留学の間の失敗が減る、大切なポイントです。
高校留学の間、ホストファミリーと失敗なく暮らすコツをちょっと覚えたら、次は友達関係についても見ておきましょう。
高校留学で出来た友達と上手に付き合う方法
突然ですが、高校留学クイズです。
Q.高校留学で手に入れることができる、一生ものの宝物は何でしょう?
A.正解は…そうです、現地で出来るたくさんの「友達」ですね。
友達以外に素晴らしい宝物が見つかることもありますが、「宝物のうちの1つ」、として友人関係における失敗談をご案内します。
高校留学中の友達作りとその付き合い方でも失敗はあります。
楽しく失敗の少ない高校留学にするためにも、からいろいろ学んでいきましょう。
でも、その前に一番大切なことを。
「友達を作るなら、失敗をおそれず自分から話そうとすること」
ホストファミリーと似ていますが、友達においてもやはり大切なことです、絶対忘れないように。
日本でも海外でも、最初の数日でいきなりたくさん友達を作るのって難しいもの。
言葉も十分に通じない高校留学で友達なんて…と心配ですよね?
でも高校留学をしているあなたは、「外国人留学生」というちょっと特別な存在になっているんです。
同じクラスに海外からの留学生がいたら友達になりたい、と思いますよね?
でもどう話しかけたらいいか、タイミングは…とあれこれ悩む、そんな気持ちが、実は「留学生も同じ」気持ちだということに、留学生になってはじめてわかります。
そんなときに「友達の方から話しかけてもらえたら」、嬉しいでしょ?
これもまた同じ。それが分かるなら「自分から友達に」話しましょう、どんどん友達が作れるはずです。
「自分から話す」気持ちがあれば、高校留学中の人間関係の失敗、そのものをぐっと減らせますよ。
さて、海外の高校に留学している間、知り合う友達は何も外国人だけではありません。同じ日本人で高校留学をしている人もいます。
自分が言いたいことがなかなか思ったように伝わらない高校留学生活で、ふと同じ日本人の友達と出会えたら、迷子になったときに見つけてもらった子供と同じように、ついつい甘えてしまいがち。
でも高校留学中にずっと、ランチから放課後、さらに休みの日にまで日本人の友達と一緒いたら、現地の学校の友達に「日本人はいつも日本人同士」と思われてしまいます。
こうしたことが「現地の学校の友達を増やすチャンス」を「失敗」に変えてしまう可能性があること、覚えておいてくださいね。
だからといって日本人の友達と一切付き合わない、のもまた失敗ですよ?
困ったとき助け合える、ほどよい友達としての距離感を保ちましょう。
日本人の友達、ということでもうひとつ。
「日本にいる友達」とのコミュニケーションで失敗する人もたくさんいます。
ホストファミリーから「週末、自分の部屋から全く出てこない、声をかけても返事すらないので心配」とメールが届きました。
Q.さて問題です、何をしていたと思いますか?
A.ヘッドフォンを使って日本の友達とオンラインゲームやラインをしていたんですね…
インターネットのおかげ?でこんな失敗も起こるようになりました。
気持ちはね、わかりますとも。
出発前に日本で仲良しだった友達に海外での出来事を話したり、今、日本で友達同士どんな話をしているか、などなど。
でも、「日本の友達と連絡する時間」は決めておいてください。こんな失敗につながります。
・せっかく現地の友達やホストファミリーと遊べる時間がなくなる失敗
・海外・英語脳になったのに日本語で考えて話す脳に戻る失敗
高校留学が終わり、いざ帰国するときなんかにめちゃくちゃ後悔する失敗です。
もっと現地の友達やホストファミリーと話していたら英語が伸びたのに、なんて後悔・失敗だけは絶対にしないようにしてください。
「日本人の友達との付き合いは何事もほどほどに」
友達のためにもお互いに、気をつけましょう。
最後は高校留学において友達同士、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を地でゆく、実際にあった友達付き合いの失敗談を紹介します。
海外への高校留学にも慣れてきて、現地の高校で出来た友達とも冗談や、ちょっかいを出し合えるほど仲良くなったある日のこと。
高校生にとってありがちなことですが、友達同士の軽いつつき合いが、思わぬことでエスカレート。
殴り合いのケンカに発展し、運悪く、相手の友達が大怪我を負うことになってしまいました。
この報告を受けた高校側は他の生徒からの情報を集め、当人からも話を聞いた上で、最終的にケガを負わせた側(=日本人留学生)を退学にしてしまいました。
高校留学中に退学になったら、最後はこんな「失敗」になります。
・高校留学のための学生ビザが維持できない
・どうにか転校できないか探してみても「ケンカで退学」という内容を転校先に知らせなければならず、どの学校も入学許可を出してくれない
・滞在許可がないので、強制的に帰国
いろいろと尽力はしたものの、学校の決定は覆らず、このケースでは帰国という選択肢しか残りませんでした。
海外で「高校生」は「大人」として扱われます。
高校留学期間中の軽い気持ちで取った行動が、こうした取り返しのつかない失敗になることがあります。
友達同士でも、最低限のマナーは守る必要があるわけです。
「仲良くなっても最低限の礼儀は守り、自分の行動に責任を持つこと」
日本の友達より一歩先に大人としてデビューすることになりますね、大変ですが頑張りましょう。
それでは最後にその他の失敗談を見ていきましょう。
失敗談から学ぶ~高校留学中に起こったこんなこと~
高校留学中に起こったホストファミリー、友達と暮らす中での失敗談を見てきましたが、失敗談はその他にもたくさんあります。
でも失敗談は何も人との関係だけではありません。その他、実際にあった失敗談あれこれを以下に紹介していきます。
それでは早速、紹介していきますね。
失敗談その1 油断から起こる失敗談
高校留学スタートから1ヶ月、高校留学そのものにも慣れ、今日は現地の学校の友達とカフェで待ち合わせ。
最初にこのカフェにきたときは怖くて何も言えなかったけど、今は自分でオーダーできるし、席とったら注文に行ってこよう、とバッグだけを席に。
お気に入りのドリンクを手に席に戻ると…バッグが見当たらない。
スマートフォンが入っていたのに…というのが、「慣れから起こりえる失敗談」です。
カフェに荷物だけ置いて席を離れるなんて、と高校留学出発前には想像もできないことかもしれません。
でも生活が落ち着いて「慣れ」てくると、日本と同じように大丈夫かもと自然と思うようになり、こんな失敗談につながります、要注意です。
「生活に慣れても、海外で暮らしていることは忘れないこと」
まさか、と思うかもしれませんがメモしておきましょう。
失敗談その2 朝寝坊の失敗談

高校留学での生活に慣れた頃に起こる失敗談の例に「朝寝坊」も挙げておきましょう。
高校留学で現地に到着してすぐの頃は、時差や緊張からすごく早起きだったりします。
これが、生活が慣れてくると日本の生活と同じく「朝寝坊」をしてしまうことがあります。
海外の高校では、遅刻してしまうとクラスに入れてもらえない、授業が受けられないということになります。
その結果、どんな失敗につながると思いますか?
・授業の出席率が低下
・遅れを取り戻そうとレポートを頑張りたいが、授業を受けていないから内容がよくわからない
・結果、大事な単位を落とすことに
遅刻、だけでなく「この授業はつまらないから受けなくていいや」、「別に必要な単位じゃないし」といった理由で出席しなくなると、
最初は口頭での注意してくれますが、改善がなければ最悪の場合、退学させられてしまいます。
「朝寝坊が多い人は、一人で時間までに起きられるクセをつけましょう」
この失敗談を知ったら、朝が弱い人は特に生活習慣を正して、高校留学中の失敗談にしないよう、一人で起きられるようになっておいてください。
失敗談その3 落ち込み過ぎる失敗談

高校留学をする中で真面目な人に多い失敗談がこれ、「落ち込みすぎ」です。
高校留学到着後3ヶ月、頑張ってきたのに今でも会話がうまく聞き取れない、同じタイミングで来ている他の留学生は聞いて話せているのに…自分はダメだ…と悩むこともあります。
高校留学してから、どれくらい経過したら英語って話せるようになりますか?という質問ですが、
私は「本人次第」としか答えられません。
ずるずる落ち込んでいると、何をしても失敗してしまいがち。語学はある時はすごく話せるようになったと感じ、
ある時は「あれだけ勉強したのに…」と落ち込むことが本当に誰にでもあります。
でも気持ちを切り替え、「努力」していれば必ず「結果」が伴います!
この心得を覚えておきましょう。
「完璧を追い求めすぎないこと、語学習得は時間がかかると思っておくこと」
くよくよ悩むより、目の前のすべきことをやり、目標を見失わないこと。
失敗だと思い込んでしまう前に誰かと話すことも大事ですよ。
失敗談その4 スラング(俗語)で起きる失敗談
スラング(俗語)って聞いたことありますか?
高校留学をしていると、現地の友達との会話や、テレビを見ていると聞こえてくるスラングですが、失敗談につながることがあります。
学校の友達と街に遊びにでかけたときに、学校で他の友達が話していたスラングをカッコイイと思っていたので使ってみたら…後ろにいたおじさんがすごい顔で睨んできました。
ここで高校留学クイズです。
Q.おじさんがすごい顔をしていた理由は何だったのでしょうか?
A.使った言葉がおじさんにとって侮辱的なものだったから
スラングには状況や相手によって使い分けなければならないルールがあります。
ただ覚えただけ、軽い気持ちで使ってみたところこんな失敗談を生むことになります。
「高校留学の間はスラングを使わないようにしよう」
人を傷つけてしまう失敗にもなりえます、覚えておきましょう。
失敗談その5 先生との接し方で起こる失敗談

この話は高校留学中の先生との接し方に関する失敗談です。
いつもニコニコ優しいことで有名な先生の授業中、みんなと一緒におしゃべりをしていたところ、その先生が近づいてきて「話をちゃんと聞きなさい」と怒られてしまいました。
他の友達が騒いでも怒らないのになんで自分だけ?と腹を立て、教壇に戻る先生の後ろ姿に手袋を投げつけたところ…
運が悪いことにその手袋はなんと先生の顔に命中、これには先生もさすがに大激怒。
学校から現地サポートオフィスだけでなく、日本の家族にまで厳重注意が届く始末。
本人は学校長に呼び出されて長いお説教の後、>次に同じようなことをしたら退学、という書面にサインをさせられることになった、という失敗談です。
高校留学の失敗談には大小様々あって、フォローできるものとそうでないものがあります。
退学=強制帰国という、どうにもならない失敗談だけは避けられるよう、高校留学のルールは守りましょう。
「先生に対して敬意をもって接すること、暴力行為は絶対にタブー」
日本の高校に進む場合でも同じことですが、高校留学をするなら、よりしっかりと学校生活でルールを意識し、失敗談にならないように心がけてください。
「失敗しない高校留学にするための失敗談」、いかがでしたか?
こうした失敗談は高校留学エージェントなら必ずもっているお話です。実際に相談をしてみないと出てこない失敗談を、聞きにいってみましょう。
インターネット上にない、高校留学で気をつけるべき「失敗あれこれ」を知ることができるチャンスです。